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2021.08.19  Google アナリティクスのグローバルサイトタグのメリットとタグの歴史

アクセス解析や効果測定を行うためには必ず「タグ」が必要とされ、世界的にも有名な大手IT業界の一つGoogleからも、タグマネジメントツールがリリースされたことで急速な速度で普及が進んでいる状態です。これがグローバルサイトタグであり、グローバル サイトタグの概要はコンバージョンの測定サービスや、Googleのサイトで利用することができるサイト全体のWebタグ付けライブラリとなっています。グローバルサイトタグを使用することによって実装が簡単になることや、適切な管理を行うことが可能です。
大きな特徴の一つに、グローバルサイトタグはGoogleアナリティクスで使用することが可能であり、タグ付け方法が統一されることでウェブサイトへの実装が容易になるメリットを持っていることから迅速かつ簡単にほかのGoogleサービスと統合することが可能です。このタグを使用すると広告主様のドメインに新しいCookieが設定され、ユーザーやユーザーをサイトに導いた広告クリックの一意IDが保存されます。これによってGoogle広告でコンバージョンをより正確に計測することが出来ます。
以前のコンバージョントラッキングタグでは、ピクセルのみを実装するように変更するとGoogle広告で全てのコンバージョンを測定することが出来ませんでした。しかしタグを使用すれば、全てのコンバージョンを測定することが可能になります。
ユーザーが広告をクリックしてサイトにアクセスした場合、Google広告コンバージョントラッキングのグローバルサイトタグが広告クリック情報を読み取るので、その情報をGoogle広告に送信します。その後アクセスされるページでGoogle広告タグは、ドメインに設定される新しいCookieのクリック情報を使用出来るようになるメリットを持ちます。
迅速かつ簡単に、他のGoogleサービスと統合することが出来るとして利用されているタグの歴史は長く、元々は2005年4月にGoogleが買収した「Urchin」というアクセス解析ソフトウェアが現在のGoogleアナリティクスのルーツとされています。その当時に使用されていたタグから現在まで、数段階に渡ってタグの種類や基本仕様のアップグレードが行われ、現在は新旧タグの種類が複数存在している状態です。
Googleアナリティクスにおけるタグの種類は、2005年にリリースされた初代「urchin.js」と2007年にリリースされた第2世代「ga.js」は通称クラシックタグと呼ばれており、Urchin時代と比較してもイベントトラッキングやeコマーストラッキングといった現状の主要機能を可能にした歴史を持っています。
2009年にリリースされた第3世代「ga.js(dc.js)」は通常非同期タグと呼ばれており、2014年にリリースされた「analytics.js」は通常ユニーバサルアナリティクスタグと呼ばれ、初めてクロスドメイントラッキングを可能したことや、Googleタグマネージャではこちらのタグが発行されています。
2017年にリリースされた「gtag.js」が、グローバルサイトタグと呼ばれ、Googleアナリティクス以外にもGoogle広告やFloodlightタグを組み合わせて使用することが出来るようになった現在の最新タグでもあります。現在のツール管理画面ではこの最新タグのみ発行可能の状態になっています。
新旧タグの種類が複数存在している状態ですが、旧GoogleアナリティクスのタグについてはGoogleLLCのサポートが終了していることもあり、2016年4月にデータ収集が終了されるというアナウンスがされました。そのため現在の所有するWebサイトに設置されているタグが初代から第3世代までの古いものを使用している場合、タグのアップグレードを行う必要があります。

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